こんな症状はありませんか?
「再検査」の通知を放置していませんか?
健康診断の血液検査で「コレステロール値が高い」「中性脂肪が高い」と指摘されたことはありませんか?
「体調はどこも悪くないから」「好きなものを我慢したくないから」と、検査結果をそのまま引き出しの中にしまい込んでしまっている方は少なくありません。
脂質異常症は、痛みや苦しさといった自覚症状がほぼ無いため、見過ごされがちな病気です。
以下のような項目に心当たりはありませんか?
- 健康診断で「LDL(悪玉)コレステロール」「中性脂肪(TG)」の数値を指摘された
- 「HDL(善玉)コレステロール」の数値が低いと言われた
- 脂っこい食事、肉類、揚げ物、スナック菓子をよく食べる
- 甘いもの(洋菓子、和菓子、清涼飲料水など)や主食(炭水化物)が好きだ
- お酒(ビールやハイボール、日本酒など)を日常的に飲んでいる
- 運動をする習慣がほとんどなく、移動は車やエレベーターばかりだ
脂質異常症は、自覚症状がないうちに体内の血管を着実に痛めつけていきます。「まだ症状がないから」と思わず、健診で指摘されたら早めに受診をご検討ください。

脂質異常症とは
脂質異常症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の濃度が、正常な範囲から外れている状態のことです。
血液中の脂質には主に以下の種類があり、どれか一つでも異常値になると「脂質異常症」と診断されます。
・LDLコレステロール(悪玉)が高い:増えすぎると血管の壁に入り込み、動脈硬化を進めます。
・HDLコレステロール(善玉)が低い:余分なコレステロールを回収する働きが弱まり、血管内に汚れが溜まりやすくなります。
・トリグリセライド(中性脂肪)が高い:増えすぎると悪玉コレステロールをより小さく(危険に)変化させ、善玉を減らします。
最大の恐怖は「動脈硬化」と「突然起こる血管事故」
血液中にあふれた脂質は、静かに血管の壁に溜まり、血管をドロドロ・コブ状に変化させて硬く狭くしていきます(動脈硬化)。
このコブ(プラーク)が破れると、血液の塊(血栓)ができて血管を完全に塞いでしまいます。
- 心臓の血管が塞がる:心筋梗塞、狭心症
- 脳の血管が塞がる:脳梗塞
- 足の血管が塞がる:閉塞性動脈硬化症
手遅れになる前に血液の状態を整え、血管の健康を守ることが脂質異常症治療の最大の目的です。
脂質異常症の原因
なぜコレステロールや中性脂肪が高くなるの?
脂質異常症の発症には、長年の生活習慣に加えて、遺伝やホルモンバランスなど様々な要因が関係しています。
・乱れた食生活:動物性脂質(お肉の脂身、バター、卵黄など)の摂りすぎはLDLコレステロールを高め、甘いものや果物、炭水化物、お酒の摂りすぎは中性脂肪を急増させます。
・運動不足と肥満:運動不足は善玉(HDL)コレステロールを減らし、内臓脂肪が増えると中性脂肪が高くなります。
・女性ホルモン(エストロゲン)の減少:女性ホルモンにはコレステロールを適正に保つ働きがあるため、閉経を迎える50代前後から女性のコレステロール値は急激に上昇します。「若い頃と同じ生活をしているのに数値が上がった」という場合は、ホルモン変化が大きく影響しています。
・遺伝的要因(家族性高コレステロール血症):遺伝的に生まれつきLDLコレステロールが非常に高くなる体質の方もいらっしゃいます。この場合、若い頃から動脈硬化が進むため、早期からの専門的な治療が必要です。
・他の病気や内服薬の影響:甲状腺機能低下症や腎臓病、あるいはステロイド薬などの影響で二次的に脂質が異常値を示すこともあります。
当院での治療方針
当院では、単に数値をコントロールするだけでなく、患者さんの「血管の実際の状態」を評価し、無理なく続けられる治療を行っています。
1. CAVI・エコー検査による「血管の健康度」チェック
コレステロールの数値だけを見て一喜一憂するのではなく、「実際に血管がどれくらい痛んでいるか」を把握することが重要です。
・CAVI(動脈硬化・血管年齢検査):あお向けに寝た状態で両腕・両足の血圧と脈波を測り、血管の硬さや詰まり具合(血管年齢)を数分で算出します。
・頚部エコー(超音波)検査:首の太い血管(頚動脈)の断面を直接観察し、コレステロールの塊(プラーク)の有無や壁の厚さを確認します。
2. 患者さんの生活スタイルに寄り添った治療提案
・食事・運動アプローチ:すべての食べ物を禁止するような厳しい指導は行いません。「夕飯の揚げ物を週2回から1回にする」「お酒の休肝日を作る」「1日あと1,000歩多く歩く」など、お仕事やご家庭の環境に合わせて、長く続けられる改善ポイントを提案します。
・適切なお薬(脂質異常症治療薬)の選定:生活習慣の改善だけで目標値に達しない場合や、すでに動脈硬化が進んでいる場合、家族性高コレステロール血症の場合はお薬を検討します。現在は悪玉を下げる薬、中性脂肪を下げる薬など優れた効果を持つお薬が多数あります。
健診結果をお持ちの上、お気軽にご相談ください
「再検査と言われたけれど放置している」「お薬を飲み始めるべきか迷っている」という方は、どうぞ健診の結果用紙をお持ちになってご来院ください。
もとまちリウマチ内科クリニックは、バス停「北24条東21」から徒歩0分、広々とした共用駐車場60台完備でアクセスしやすく、院内は完全バリアフリー設計となっております。日々の健康維持のパートナーとして、丁寧にお話をお伺いします。