こんな症状はありませんか?
なかなか良くならない微熱や関節痛などの症状はありませんか?
全身性エリテマトーデス(SLE)は、症状が全身のさまざまな場所に現れるため、「何科を受診していいのかわからない」と悩まれる方が非常に多い疾患です。
以下のような症状が複数当てはまる、あるいは長く続いている場合は、全身性エリテマトーデスのサインかもしれません。
- 頬に蝶が羽を広げたような赤い発疹が出る(蝶形紅斑)
- 原因のわからない発熱や、強いだるさ(倦怠感)が続いている
- 複数の関節が痛む、腫れている
- 日光(紫外線)を浴びた後に、皮膚が赤く腫れたり水ぶくれができる
- 朝起きると、枕にたくさんの抜け毛がある(脱毛)
- 寒いところで手足の指先が白や紫色に変わる(レイノー現象)
不安を感じたら、インターネットの情報だけで悩まず、まずは一度当院へご相談ください。

全身性エリテマトーデスとは
全身性エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematosus:略してSLE)は、代表的な自己免疫疾患の一つです。
本来、私たちの体にはウイルスなどの外敵から身を守る「免疫」というシステムが備わっています。しかし、SLEではこの免疫システムに異常が起き、誤って自分自身の皮膚、関節、腎臓、心臓、肺などの正常な組織を攻撃し、全身にさまざまな炎症を引き起こしてしまいます。
日本には約6万人以上の患者さんがいると推定されており、国の「指定難病」に定められています。20代〜40代の若い女性に発症しやすい特徴がありますが、小児や高齢の方、男性が発症することもあります。
症状が落ち着いている状態(寛解:かんかい)と、症状が悪化する状態(再燃:さいねん)を繰り返す特徴がありますが、現在では治療法が大きく進歩しており、多くの方が病気をコントロールしながら日常生活を送れるようになってきています。
全身性エリテマトーデスの原因
SLEの根本的な原因は、現代の医学でも完全には解明されていません。
しかし、「病気になりやすい遺伝的な体質」に、以下のような「環境要因(きっかけ)」が重なることで、免疫の異常が引き起こされると考えられています。
最大の引き金となる「紫外線」:
海水浴やスキー、長時間の屋外での活動など、強い紫外線を浴びることが発症や症状悪化(再燃)の大きなきっかけになります。
女性ホルモンの変化:
妊娠や出産などを機に発症・悪化することがあるため、女性ホルモンが深く関わっているとされています。
その他の要因:
ウイルス感染、過度なストレス、疲労、一部の薬剤、寒冷刺激なども引き金になることが分かっています。
日常生活では、日傘や日焼け止めを使った徹底した「紫外線対策」と、「無理をせず疲れをためないこと」が非常に重要になります。
当院での治療方針
SLEは患者さん一人ひとりで現れる症状や重症度が全く異なるため、「一人ひとりの症状や体質に合わせた治療」が必要です。当院では以下の治療方針で患者さんをサポートします。
1. 丁寧な問診と専門的な検査による丁寧な診断
まずは詳しいお話を伺い、血液検査(自己抗体の有無など)、尿検査、超音波(エコー)検査、レントゲン検査などを組み合わせて、全身のどの臓器に炎症が起きているかを慎重に評価します。特に腎臓の合併症(ループス腎炎)は自覚症状が出にくいため、定期的な尿検査・血液検査でのチェックを欠かしません。
2. 症状の強さに合わせた適切なお薬の選択
治療のベースとなるのは「ステロイド薬」です。炎症を強力に抑えるお薬で、症状の重さに応じて量を調整します。
また、ステロイドの量を減らしつつ効果を高めるために、「免疫抑制薬」や、近年の治療で用いられる「生物学的製剤」を組み合わせることも増えています。患者さんのライフステージ(妊娠・出産の希望など)を考慮しながら、状態に応じた適切なお薬をご提案します。
不安なこと、なんでもご相談ください
全身性エリテマトーデス(SLE)は、長く付き合っていく必要のある病気だからこそ、主治医との信頼関係や「通いやすさ」がとても大切です。
もとまちリウマチ内科クリニックは、バス停から徒歩0分、広々とした駐車場(60台)を完備し、日々の通院負担を軽減する環境を整えています。
「もしかしてSLEかも…」というご不安な初期症状の段階から、現在の治療方針に関するご相談(セカンドオピニオン)まで、どうぞお気軽にご来院ください。