こんな症状はありませんか?
サルコイドーシスは、目、皮膚、肺、関節、心臓など、全身のさまざまな場所に症状が現れる病気です。「何科を受診すればよいかわからない」「健康診断で引っかかったけれど自覚症状がなくて不安」とお悩みの方も少なくありません。
以下のような症状や指摘に心当たりはありませんか?
- 健康診断の胸部X線(レントゲン)で「異常(肺門リンパ節の腫れなど)」を指摘された
- 目のかすみ、眩しさ、飛蚊症(虫が飛んでいるように見える)がある
- すねのあたりに痛みを伴う赤いしこり(結節性紅斑)ができた
- 皮膚に赤紫色の盛り上がりや、消えないしこりがある
- 原因のわからない長引く乾いた咳(空咳)や息切れがある
- 手首や足首などの関節が痛み、腫れている
サルコイドーシスは、初期段階では自覚症状がほとんどないことも多い病気です。「もしかして…」と不安を感じた方や、健診で精密検査を勧められた方は、一度当院へご相談ください。

サルコイドーシスとは
サルコイドーシスは、体内のあらゆる臓器に「肉芽腫(にくげしゅ)」と呼ばれる顕微鏡レベルの小さな「細胞の塊(炎症の腫瘤)」が作られてしまう国の「指定難病」です。
この肉芽腫ができることによって臓器の働きが妨げられ、さまざまな不調や炎症を引き起こします。
病気が発症しやすい臓器としては、以下のようなものが挙げられます。
- 肺・胸部リンパ節(最も頻度が高く、全体の8〜9割以上)
- 眼(ブドウ膜炎など)
- 皮膚(結節性紅斑や皮膚肉芽腫など)
- 心臓・神経・筋肉・関節・肝臓など
発症のピークは20代〜30代の若年層と、50代〜60代の女性に多く見られます。
「難病」と聞くと非常に怖く感じられるかもしれませんが、サルコイドーシスの多くは自然に治癒(自然軽快)することも珍しくありません。ただし、心臓や眼、神経などの重要な臓器に影響が出ている場合は、早期の適切な治療と慎重な定期観察が必要となります。
サルコイドーシスの原因
なぜ肉芽腫ができるの?現在の研究でわかっていること
サルコイドーシスの根本的な原因は、現代の医学でも完全には解明されていません。
しかし、何らかの「環境的なきっかけ(アレルゲンや細菌など)」に対し、体内の「免疫システム」が過剰に反応してしまい、取り除けなかった異物を包み込もうとして「肉芽腫」を形成するのではないかと考えられています。
引き金として推測されている要因には、以下のようなものがあります。
- アクネ菌(ニキビの原因菌)などの常在菌に対する過剰な免疫反応
- 遺伝的な体質(かかりやすい体質)
- 環境因子(環境中の微粒子やストレスなど)
自己免疫疾患(免疫が自分の体を誤って攻撃する病気)と似ていますが、サルコイドーシスは「異物に対する過剰な免疫アレルギー反応」に近いと考えられており、専門医による適切な診断と慎重な経過観察が求められます。
当院での治療方針
サルコイドーシスは全身を総合的に診る必要があるため、日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医と一般内科の双方の知識が非常に重要になります。
1. 客観的な指標に基づく精密な検査と総合的な診断
当院では、詳しい問診に加えて胸部レントゲン検査、心電図検査、血液検査(ACEやsIL-2Rなどのサルコイドーシス特有のマーカー確認)、超音波(エコー)検査などを行い、全身の状態をチェックします。
確定診断のために組織検査(バイオプシー)や眼科での精査、総合病院での精密検査(CTやMRIなど)が必要と判断された場合は、地域の基幹病院や専門医療機関とスムーズに連携して迅速に対応いたします。
2. 状態に合わせた「経過観察」と「お薬による治療」
サルコイドーシスは症状や進行具合によって治療方針が大きく異なります。
・経過観察:
肺のリンパ節の腫れだけで自覚症状がなく、進行が見られない場合は、お薬を使わずに定期的な検査を行いながら慎重に経過を観察します(多くは自然に改善していきます)。
・薬物療法(ステロイド治療など):
視力の低下、心臓の不整脈、呼吸機能の低下、強い関節痛や皮膚症状がある場合は、炎症と肉芽腫の形成を抑える「ステロイド薬」や「免疫抑制薬」を用いた治療を行います。
検査の指摘や気になる症状があれば、お気軽にご相談ください
「健康診断で再検査と言われて不安」「原因のわからない眼や皮膚、関節の不調が続いている」など、どんな疑問や心配事でも丁寧にお伺いします。
もとまちリウマチ内科クリニックは、バス停「北24条東21」から徒歩0分、広々とした駐車場(60台完備)があり、車椅子の方でも安心な完全バリアフリー設計です。地域の皆様が気軽に相談できる「専門医のいるかかりつけ医」として、一人ひとりに寄り添った診療を行います。